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組子が出来るまで

組子ができるまで

製作から納品・補修まで、責任を持って承ります

1.製作用図面の作成

製作用図面の作成

お客様からいただいたご注文の内容に添って、製作用の図面を起こします。
ご希望に合わせて様々な図柄が製作出来ますので、お電話、またはお問合せページから気軽にご相談ください。

2.材料の選定

材料の選定

5年以上自然乾燥させた材木(杉、檜、朴の木)などを選別し製材します。
中でも尾州檜(びしゅうひ)と呼ばれるものは、樹齢300年にものぼる天然の檜のことで、耐久性にすぐれ、外観が美しく、狂いが少ないため、神社仏閣などでも使われています。
最終的には0.8~2.0ミリほどの厚みまで木取りし、組子細工の材料として用います。
木材は、種類によってそれぞれの木肌感や色あいを持っているため、それらを組み合わせていくことで、繊細な変化を持った図柄を描くことが可能になります。
長い年月の中で、天然の素材をそのまま使用しているからこそ感じられる、風合いの変化をお楽しみください。

3.パーツ(葉っぱ)への加工

パーツ(葉っぱ)への加工

製材した材料に、割込み、くで切りなどを行い、各パーツへ加工していきます。
仁田原建具製作所では、従来は全て手作業で行っていた工程の一部に高精度の機械を導入することで、より緻密な加工と効率的な製作の流れを実現しています。
積極的に新しい手法を取り入れながらも、職人の感覚が要となる部分では妥協を許さない本来の手加工を行う。この高次元のバランスにより、良いものをさらに良いものへ変えていきたいと考えています。

4.基本組子(地組)へのはめ込み

基本組子(地組)へのはめ込み

基本となる正三角形の枠に、各種のパーツをはめ込み図柄を描いていきます。
仕上がりの図柄より少し大きめに加工したパーツを、金槌などを用いて圧を掛けながら組み込むことで、釘などを一切使わずに強固な接合を実現することができます。
さらに「木殺し」などをして収縮させることで隙間の発生を防ぐこともあります。
計算され尽くしたパーツの寸法と先端の精密な角度に、長年の経験でしか得られない職人の感覚が生きています。

5.仕上げ

美しい木肌を見せるため、表面を軽く磨きます。
カンナやペーパーを使って仕上げますが、ご希望によっては、保護材として表面にクリア塗装をかけることもあります。木の色をより鮮明に見せたり、変色を押さえる効果がございますので、必要な方は気軽にご相談ください。

6.枠の組付け

枠のはめ込み

最後に、仕上がった組子の四方に枠を組み付けて建具の完成となります。

7.納品・建付け

仁田原建具製作所では、製作から納品までを自社で行っておりますので、安心してご注文ください。
建具などの場合は、納品時に建付けまでを行いますので、その際に少々お時間をいただくこともございます。
予めご了承ください。
ご注文・お問合せは、お電話、またはお問合せページから承りますので、気軽にご相談ください。

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